Q:妊娠する予定です。基礎体温を測るために脇の下のデジタル体温計を購入しました。タイム計測を終えると、1回目は35.3℃、2回目は35.6℃、3回目は35.9℃ととても落ち込みました。そこで水銀体温計を使って基礎体温を測ってみました。2回目は36.2℃でした。理由を聞きたいのですが?
基礎体温を測って排卵時期を知りたい。水銀を使って基礎体温を正確に測ることで排卵時期を判断するのは簡単ですか?
A:基礎体温を測定する最良の方法は、小数点第2位までの精度の高いデジタル体温計を使用することです。デジタル体温計の 3 つの測定値間の温度差 0.6 度には、2 つの可能性があります。 1つは正しく測定できていないこと、もう1つはデジタル体温計の測定誤差が大きすぎることです。
人の体温は、外部環境や体の内部活動の影響により変動します。こうした外的・内的影響を排除するために、朝6~7時の起床前の体温を基礎体温とすることが多いです。基礎体温とは、昼夜の最低体温のことです。
基礎体温の測定方法は簡単ですが厳密であり、長期間の遵守が必要です。測定前に、体温計と基礎体温を記録するための記録用紙(記録用紙がない場合は小さな正方形の紙でも代用できます)を用意してください。生理中から毎日、朝起きる前に5分間、何も話さず、何もせずに体温計を口にくわえて、測定した体温を体温記録用紙に記録します。
基礎温度の測定精度を向上させるためには、専門の温度測定装置が必要です。 デジタル基礎体温計は 精度が 0.01℃ のものを使用し、ベッドサイドテーブルや枕元に置き、使用時に簡単に測定できるようにし、活動を最小限に抑えます。起きて体温計を取ると基礎体温が上がり、その日の気温が意味をなさなくなります。中勤や夜勤などの仕事をしている女性の場合、基礎体温を測るタイミングは4~6時間の睡眠を経て起床したときとなります。
この問題を説明するには、通常、基礎体温を 3 回以上の月経周期にわたって継続的に測定する必要があります。生理周期が規則正しい場合は、基本的に数回の生理周期の基礎体温を測ることで排卵日を知ることができます。